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糖尿病

糖尿病とは、すい臓から分泌されるはずのインスリン(糖質、脂質、たんぱく質など、すべての栄養素が利用されるために必要なホルモン)の作用が不足することによって、ブドウ糖などが体内で利用できなくなり、血液中にオーバーフローして、高血糖を招き、尿から糖が出る病気である。




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糖尿病項目一覧

糖尿病の食事療法:フレンチでおいしくカロリーを減らす方法!

大阪市北区のレストランで先月末、糖尿病患者らがフランス料理を楽しむ食事会が開かれた。参加したのは、近くにある関西電力病院で糖尿病の治療を受けている患者やその家族と医師、管理栄養士の計10人だ。  この日のメーンは、牛ヒレ肉の網焼き。海の幸と野菜のテリーヌ、根セロリとジャガイモのポタージュスープ、サラダ、デザートにはパンナコッタと2種類のシャーベットがつく。  シェフの馬殿(ばどの)周二さん(57)が、牛肉は網焼きにして余分な脂を落とし、ポタージュスープに加える生クリームやバターは控え、糖尿病患者でも食べられるよう、約700キロ・カロリーに抑えた。  参加した同市の主婦Cさん(64)は「メニュ...

糖尿病の食事・主食抜いて1品増やす方法!

神奈川県の主婦A子さん(56)は糖尿病と7年の付き合い。薬で血糖値は下がるので、つい気持ちは緩み、食後に菓子パンやケーキ、せんべいなどに手が伸びてしまう。 昨年夏ごろ、血糖値もやや上がり気味で疲れやすい感じを覚えた。改めて糖尿病が心配になり、「薬は飲まず、食事と運動で血糖を管理したい」と考え、インターネットや本で自分に合いそうな方法を探した。 「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社・左上の写真)という本を見つけた。京都市にある高雄病院の理事長で医師、自身も糖尿病の江部(えべ)康二さん(57)が実践する「糖質制限食」だ。米やパンといった糖質を多く含む主食を制限する。 主食は昼食のみ...

糖尿病の食事=宅配治療食で“自宅入院”

アメリカ航空会社の日本地区支配人として現役で働く横浜市のCさん(72)は6年前、糖尿病と診断された。朝食はほとんど食べず、昼は職場近くでカツ丼や中華料理、夜遅くに帰宅すると、スパゲティやカレーライスなどを2人前は食べる生活だった。 糖尿病と診断された後も仕事が忙しく生活が不規則なため、変わらぬ食生活を送っていた。身長は169センチ、体重は88キロ。血糖値の平均を示すヘモグロビンA1cは7・8%(標準4・3〜5・8%)で高いままだった。 赤坂見附前田病院の肥満・糖尿病外来医長から減量のため、糖尿病治療食の宅配サービスなどを利用するよう勧められ、2年半前に取り入れた。 近年、一人暮らし世帯が増え...

糖尿病の食事・食事療法はできることから始められる!

警備会社に勤める東京都のBさん(37)は身長173センチ、体重105キロの肥満体形。2001年に糖尿病と診断され、食生活の改善などを指導されてきたが、改まらない。結局、受診しづらくなって、糖尿病の治療中断を3回繰り返した。  仕事の時間が不規則なのが問題だった。百貨店の警備を担当し、昼間の勤務もあれば、深夜もある。食事の時間が定まらず、1日5回になったり、2回になったりする。売り場から残った総菜が届くので、それにも手が伸びる。  東京都多摩市にある日本医科大付属多摩永山病院の糖尿病看護認定看護師は、糖尿病のBさんの食事療法は、食事を1日3回に決めることから、と考えた。  独身でコンビニエンス...

糖尿病の食事・デジカメ利用した食事療法!

糖尿病で医療機関にかかると、毎日、食事の記録をつけるように言われることがある。面倒で、書き忘れることもあり、後で記入しようと思っても、記憶はあいまいだ。 そこで代わりに、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話で食事を撮影して、糖尿病患者に食事指導をするという方法が広がっている。 川崎市の主婦C子さん(60)は今月、3日分の食事の写真を撮影して診療所に持っていった。25年ほど前に糖尿病と診断され、5年半前には腎機能も悪化した。ふだんから食前に血糖値を測って食事の量を決めるなど、食事管理は自分なりにしっかりやってきたつもりだ。 しかし、家族4人分を大皿に盛りつけ、取り分けるため、食べる量が多くなって...

糖尿病予防には低脂肪食より低炭水化物食がベター

炭水化物の摂取量が少なければ、動物性脂肪や蛋白(たんぱく)質を多く含む食事を摂っても、女性の2型糖尿病のリスクは上昇しないとの研究結果が、米医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」2月1日号で報告されたという。一般的には、2型糖尿病予防には低脂肪食、高炭水化物食が奨励されているが、長期的な効果は明らかでないそうだ。 米ハーバード大学(ボストン)公衆衛生学部を最近卒業し、自ら栄養コンサルティング会社を設立している研究著者のThomas Halton氏は、「看護師健康調査(Nurse's Health Study)」の参加女性8万5,059人を対象に...

糖尿病・・適度の運動が動脈硬化を防ぎます!

糖尿病患者にみられる心筋梗塞や、脳卒中などの動脈硬化性血管障害の要因には病期、病態に応じて多くの要因が関連している。個々の要因に関する予防、治療法を簡単に説明しよう。 〜高血糖〜  高血糖が、糖尿病の3大合併症である網膜症、腎症、神経障害の要因に重要な役割を果たしていることは、改めて言うまでもないだろう。糖尿病の予備軍(境界型)でも、動脈硬化性血管障害の発病年が糖尿病患者とあまり変わらないという調査成績も報告されている。  また、最近のメタボリックシンドローム(腹部内臓肥満に軽度高脂血症、高血圧、高血糖のうち2項目が合併)の概念からも、空腹時血糖が100mg/dl以下、食後は140mg/...

糖尿病の新治療法か!?マゴット(ウジ)セラピー

最近、ハエの幼虫ウジを使った治療法(マゴットセラピー)がいいらしい。 糖尿病で壊死した足の患部を、ウジに食べさせて健康な組織に戻す事で、下肢を切断せずに済む人もいるそうだ。 ヒロズキンバエというハエの幼虫が分泌液を出し、腐った組織だけを溶かして吸収する性質を利用する。 なんと、抗生物質の効かない多剤耐性菌も殺菌する作用があるんだっ て、この分泌液。 さらに、傷の回復を促し組織の形成作用もあるというから驚きだ。 ウジさまさまである。 そもそも昔、戦場で傷にウジがわいた兵士の方が早く治った事がその起源で、欧米では昔から普及している治療法らしい。 人類が認識している病気に対して、対処法がわかってい...

糖尿病患者に糖尿病壊疽が増加!

糖尿病患者によく見られる末梢(まっしょう)血管障害は、糖尿病腎症、脳卒中、冠状動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)に比べて合併頻度は低い。  閉塞(へいそく)性動脈硬化症は、下肢の動脈に動脈硬化性変化があらわれ、長時間歩くことができなくなり、足を引きずる(跛行(はこう))ようになる。 また、下肢から足の皮膚温が下がったり、足背の動脈の拍動が触れにくくなったりする。閉塞性動脈硬化症の診断は、皮膚温を測定するサーモグラフィーを行ったり、上肢と下肢の血圧を測定したりして、上肢に比べて下肢の血圧が異常に低ければ、この病変は推測できる。  糖尿病壊疽(えそ)では、下肢の先端が壊死に陥り、黒ずんだりする。...

糖尿病になると動脈硬化性疾患の発症早まる!

心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患は、糖尿病患者に特有な合併症ではないが、糖尿病患者では10〜15年早く発症することが判明している。 「虚血性心疾患(冠動脈疾患)」  心臓の筋肉(心筋)は、心臓を冠状に取り巻いている冠状動脈により、酸素や栄養の補給が常時行われている。冠動脈硬化では、動脈の内腔(ないくう)が狭くなり、心筋への血液供給量が少なくなって(虚血)、狭心症(一過性心筋の虚血=酸素不足)をまねき、胸痛発作や心筋梗塞(冠動脈の血流が急激に減少し、心筋が壊死する疾患で、突然死する場合もある)などを引き起こす。  糖尿病患者では、(1)冠動脈硬化病変が広範囲に見られる (2)無痛性、...

糖尿病は血管障害を併発しやすいので気をつけろ!

糖尿病患者は、網膜症、腎症、神経障害という3大合併症にかかりやすく、糖尿病3大合併症にかかると患者の生活の質(QOL)を著しく低下させてしまうことをこれまで何度も記述してきた。さらに糖尿病患者は普通の健康人に比べて動脈硬化症が10〜15年ほど早く進行し、心筋梗塞や脳血管障害を引き起こす可能性も高い。  最近、報告された日本糖尿病学会の糖尿病患者の死因に関する調査結果では、血管障害(腎症、心筋梗塞、脳卒中)は26.8%で、悪性新生物(がん)の34.1%に次いで第2位だった。  しかし、糖尿病3大合併症である網膜症、腎症、神経障害の場合とは違い、動脈硬化症の発症や進行の程度は、糖尿病の血糖コ...

漢方薬で劇的に改善した糖尿病神経障害の症例とは?

糖尿病の合併症である神経障害は、糖尿病3大合併症の中で最も早く患者に症状が現れ、痛みやしびれ、排尿障害などが主な自覚症状として現れることは前回既に述べた。  糖尿病神経障害の患者が漢方薬を投与されることにより、劇的に症状が改善した症例を紹介したいと思う。  69歳のある男性は、20年来の糖尿病で経口血糖降下薬を服用し、食事療法、運動療法を厳格に行っていたが、血糖コントロール状態が不良でHbA1cが9〜10%となったために、約5年前からインスリン治療に変更した。  現在は、タイマー型インスリン注入器を使ってイノレット30Rを朝14、夕10単位注射している。食後血糖は200mg/dl前後、...

糖尿病の神経障害は自覚症状に注意せよ!

糖尿病神経障害は、これまで取り上げてきた網膜症、腎症という3大合併症の中では、患者が最も早く気付きやすい合併症である。しかし、糖尿病神経障害の症状を患者自身が糖尿病が原因で起きた症状とは考えずに放置していることも少なくない。  糖尿病神経障害の自覚症状としては、「熱い砂の上を素足で歩いている」「手が布団に触れるだけでビックリするほど痛い」など、手足の先端の痛み、しびれ、冷感などがある。また、「こむら返り」といって手、足の筋肉がけいれんを起こし、痛むこともある。  さらに、多角所見としては、でん部や大腿(だいたい)部筋肉が萎縮(いしゅく)したり、筋力が著しく低下して立ち上がることができなく...

糖尿病腎症の初期段階での血糖コントロールの重要性!

尿は、腎臓の糸球体で血液から体の老廃物とともにろ過された後、尿細管で必要な成分が再吸収され、残りが尿として排泄される。  高血糖が少なくとも5〜10年以上持続すれば、腎臓の糸球体の毛細血管が変化したり、構造が破壊されたりして、尿にタンパク質が混入し始める。また、糸球体血管内の高血圧も病変の進展に大きく関わっている。  糖尿病網膜症の発病率は、糖尿病の発病年数が長期間になると次第に増加し、糖尿病患者のうち20年を経過した人の約80%が糖尿病網膜症を発病すると予測されている。一方、糖尿病腎症では、腎症になりやすい体質である遺伝素因が深く関係しており、高血糖状態が持続した場合、腎症の遺伝素因を...

糖尿病の腎症を発症したら、高額な人工透析が必要だ!

糖尿病腎症は、網膜症、神経障害とともに糖尿病の3大合併症の一つであり、糖尿病に特有な厄介な合併症である。糖尿病腎症は網膜症と同じように、高血糖状態が長期間継続すると腎症を発症する。  尿というのは、腎臓の糸球体という場所で血液から体内の老廃物と一緒に「ろ過」され、尿細管で体に必要な成分は再吸収され、残りが尿として体外に排泄される。  糖尿病では、高血糖のため、腎臓の糸球体の毛細血管が変化したり、構造が破壊されたりして、だんだんと病変が進行する。臨床的には、尿タンパク質(初期には微量アルブミン)が尿から検出されるのが病状の始まりであり、次第に高血圧や浮腫(手足が腫れ、押さえるとへこむ)が出...

糖尿病網膜症を予防するために・・食事療法・運動療法がベスト!

糖尿病網膜症は、糖尿病の発病年数とともに次第に発症割合が増加し、20年経過すれば糖尿病患者の80%が罹患(りかん)し、わが国では、毎年3500人が糖尿病網膜症で失明する大変恐ろしい合併症であることは前回述べた。  私も、糖尿病臨床に40年以上携わってきて何十人もの患者が糖尿病網膜症の悪化、そして失明という残念な結果を経験している。  63歳で男性のAさんは、2型糖尿病で、糖尿病の内服薬(経口血糖降下剤)治療を行ってきたが、食事療法や運動療法を継続することができず、血糖値は非常に高く、糖尿病のコントロール状態がとても良くなかった。また、Aさんは高血圧の人でもあった。  Aさんは、糖尿病の...

糖尿病網膜症、発病年数とともに増加!

糖尿病網膜症は、腎症、神経障害とともに糖尿病の3大合併症の一つで、糖尿病に特有な合併症であることがわかっている。  糖尿病網膜症は、糖尿病発症から5〜10年経過後に症状が現れ、発病年数とともに次第に増加し、20年経過する頃には約80%の患者が程度の差はあれ、網膜症に罹患(りかん)するとされている。  厚生労働省の調査によれば、糖尿病網膜症により毎年約3500人が失明し、後天性失明の第1位の原因疾患になっている。人が物を見るとき、目の水晶体(カメラのレンズに相当)から、光が眼球内に入り、眼球の内側の壁である網膜の視細胞で感知する(カメラのフィルムに相当)。  視細胞で受けた視覚情報は、視...

糖尿病の合併症対策=血糖コントロールが大切

糖尿病の合併症には、インスリン作用が急激に低下することによる糖尿病昏睡(こんすい)などの急性のものと、慢性合併症のものとがある。  1921年にインスリンが発見されるまでは、1型糖尿病(インスリンを分泌するすい臓のランゲルハンス島が破壊され、インスリン分泌が枯渇する)の患者は、糖尿病発症後数年以内に、ほとんど糖尿病昏睡が原因で死亡していたという。  インスリン発見後、80年以上を経過した今日、インスリン治療が広く行われるようになり、糖尿病昏睡死はほとんど消滅し、糖尿病患者の寿命を大幅に延ばすことができるようになった。  その結果、現在では糖尿病腎症、脳卒中、心筋梗塞などの合併症が新たな主...

糖尿病の問診票分析で興味深い成果が得られた!

糖尿病などに代表される生活習慣病の対応は、これからやって来る超高齢化社会において重要な課題であり、日本では「健康21(2000年〜2010年)」「健康フロンティア戦略(2005年〜2014年)として取り組みが行われている。  さらに、2005年2月「糖尿病対策推進会議」が、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会の3者で設立され、糖尿病の発病予防、進行予防、合併症予防に取り組むこととなった。  愛知県においても糖尿病推進会議の設立のため、2005年7月から協議を開始し、2006年1月、愛知県医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会、及び愛知県健康福祉部の4者により、「糖尿病対策愛知県医師会...

糖尿病の予防と地域連携ガイドの活用法

愛知県生活習慣病対策協議会の糖尿病対策部会から、2007年度に向けての「提言」が、同年3月に発表されたという。今回と次回は愛知県における糖尿病対策を紹介したいと思う。  愛知県では、1999年4月、生活習慣病の第1次予防対策として、生活習慣の見直しと改善を基盤とした生活習慣病対策を総合的、かつ効果的に推進することを目的として、愛知県生活習慣病対策協議会(以下協議会)を設立し、毎年この協議会を開催してきた。  この協議会は学識経験者、県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、県栄養士会など、公衆衛生関係団体、及び関係行政機関の代表者らが構成委員となっている。  協議会は、糖尿病対策部会、がん...

糖尿病は、血糖コントロールで予防できる!

今回は、糖尿病患者の治療が適切に行われているかどうかを判定する方法について解説してみよう。 (1)血糖  糖尿病治療の目標の一つに、糖尿病合併症の発病予防と進行防止がある。  糖尿病患者の血糖値を可能な範囲で正常な数値にする(これを血糖コントロールと言う)ことにより、合併症の発病予防と進行防止ができることが確認されている。  この研究「糖尿病コントロールと合併症研究(DCCT)」では、1型糖尿病患者をインスリン強化療法群(1日3〜4回のインスリンとHbA1c=ヘモグロビンエイワンシー=7%以下)と、通常治療群(1日1〜2回インスリンで、HbA1c19%)の2群に分類して、9年間観察し続...

糖尿病と診断されたら、どんな合併症を持っているかの検査が重要!

糖尿病の合併症というと、網膜症、腎症、神経障害の3大合併症に加え、心筋梗塞(こうそく)、脳卒中などの動脈硬化症が挙げられる。  ある患者を糖尿病と診断したら、食事療法、運動療法など糖尿病患者によって治療法が大きく異なってくるので、どのような合併症を発症しているのかどうかの検査が必要となる。 (1)眼底検査  合併症のうち、糖尿病網膜症の診断に用いる。糖尿病網膜症が進行している症例では、運動療法は禁止しなければならない。糖尿病網膜症の進行例として、失明の可能性があるからである。 (2)検尿(たんぱく、微量アルブミン) 合併症のうち、糖尿病腎症になると、たんぱく尿が陽性となる。たと...

糖尿病の治療が適切かどうかの判断基準とは?

糖尿病の検査方法は、糖尿病診断のため、糖尿病の治療が適切かどうか(血糖コントロールの状態)、合併症が有るか無いかどうか、合併症があればどの程度進行しているかどうかを調べる。 それではまず、糖尿病診断のための検査を紹介しよう。  (1)問診と身体所見  2型糖尿病では、自覚症状が少ないことが多いが、口渇、多飲、体重減少、網膜症(物が見えにくい)、腎症(足が腫れる)、神経障害(手足がしびれる、排尿障害)など、糖尿病による合併症に由来する症状の有るかどうか、もし有るのなら何年前から合併症を発症しているのかどうかを詳しく質問する。  さらに、肥満の有無や過去の最大体重を質問する。糖尿病は生活...

糖尿病を示す糖代謝異常の最も有効な検査法は、経口糖負荷試験だ

今回は糖尿病の診断について説明する。  糖尿病は、人間の体内で糖質をはじめとする栄養素の代謝(利用のこと)に必要なインスリンというホルモンの作用が低下し、高血糖となってしまう病気のことである。したがって、糖尿病の診断には、高血糖の確認を行う必要がある。  空腹時の血糖の正常値(mg/dI)は、70〜110であり、食後でも140以上に上昇することはない。空腹時の血糖値が126以上、あるいは随時(食後)血糖値が200以上の場合には、「糖尿病型」である。この異常な血糖値が一時的なものではないことを確認するため、2回以上血糖値を測定し、高ければ糖尿病と診断する。  また、口渇、多飲、多尿、体重...

合併症による症状が出てから糖尿病に気付くケース

今回は糖尿病の症状について解説する。糖尿病はインスリン注射を必ず行わなければならない1型糖尿病と、必ずしもそうではなく、徐々に悪化していく2型糖尿病に分類される。  糖尿病の初期、ことに2型糖尿病では、無症状だが、血糖値が高くなるに伴い、いろいろな症状が出てくる。なかには、視力障害などの合併症に基づく症状が発症してはじめて糖尿病が発見されることもある。一方、1型糖尿病では、いきなり昏睡(こんすい)(糖尿病性)が初期症状となる場合がある。  糖尿病は、糖質(炭水化物)をはじめとする栄養素の代謝(利用)に必要なインスリンという体内のホルモン作用が低下する病気だ。体内のインスリン作用が不足し、...

糖尿病の歴史→紀元前1500年のパピルスに記載されていた!

今回は、糖尿病という病気の歴史を紹介しよう。糖尿病は古くから人間に認知されており、紀元前1500年ごろに書かれたと推定されているエジプトのパピルスに糖尿病に関連する病状の記載があるという。紀元前600年ごろのインドの医学書でも糖尿病について書かれており、しかも運動療法が有効な治療法であると述べているというから驚きだ。  紀元前2世紀ごろ、カッパドキア(トルコ)に住んでいた医師アレテウスは糖尿病について「肉や手足が尿の中に溶け出してしまう。経過はどの患者も同じで、腎臓と膀胱(ぼうこう)が侵される。患者は水を作ることを少しの間もやめず、水道の口から流れ出るごとく絶え間ない。病気は慢性で一定の形...

糖尿病の合併症の増加と大きな課題とは?

前回は糖尿病がとても恐い病気であることを書いた。糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状が出ないため、治療を受けずに放置している場合が多く、その結果、糖尿病の病状が悪化し、網膜症で年間約3500人が失明し、腎症で年間1万3900人が新たに人工透析を受けているのが現状である。。  また、2002年度の厚生労働省の調査で、糖尿病患者の15.8%が心筋こうそく、15.6%が神経障害、15.2%が腎症、13.1%が網膜症、7.9%が脳こうそくを、それぞれ合併症として発症していることがわかった。  このように無治療、不完全な治療や治療中断による糖尿病の合併症の増加は、わが国の大きな課題になっており、医療...

糖尿病に気付くきっかけとは?

糖尿病は、すい臓から分泌されるはずのインスリン(糖質、脂質、たんぱく質など、すべての栄養素が利用されるために必要なホルモン)の作用が不足することによって、ブドウ糖などが体内で利用できなくなり、血液中にオーバーフローして、高血糖を招き、尿から糖が出る病気である。  急激にインスリン作用不足が進行した場合、まれに糖尿病昏睡(こんすい)状態となり、手当を間違えば(糖尿病昏睡であることに気づかず、脳卒中などと誤診し、ブドウ糖をさらに点滴してしまうこともある)、死亡する危険性も高い怖い病気である。  ほとんどの場合、インスリン作用不足は、少しずつ進行するので、自覚症状のないことがほとんどだ。しかし...

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