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糖尿病の食事・主食抜いて1品増やす方法!

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神奈川県の主婦A子さん(56)は糖尿病と7年の付き合い。薬で血糖値は下がるので、つい気持ちは緩み、食後に菓子パンやケーキ、せんべいなどに手が伸びてしまう。

昨年夏ごろ、血糖値もやや上がり気味で疲れやすい感じを覚えた。改めて糖尿病が心配になり、「薬は飲まず、食事と運動で血糖を管理したい」と考え、インターネットや本で自分に合いそうな方法を探した。

主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社・左上の写真)という本を見つけた。京都市にある高雄病院の理事長で医師、自身も糖尿病の江部(えべ)康二さん(57)が実践する「糖質制限食」だ。米やパンといった糖質を多く含む主食を制限する。

主食は昼食のみ、あるいは三食とも抜くなど制限するが、肉や魚、揚げ物など、脂肪やたんぱく質が中心のおかずは食べていい。食後に血糖値を上昇させるのは糖質で、脂質やたんぱく質はあまり影響しない点に着目した方法だ。

「面倒なカロリー計算は必要ないし、主食を抜くだけなら、食べることが好きな私にもできそう」

A子さんは昨年10月から三食とも主食を抜き、大好きな菓子パンやケーキもやめた。ところが、思ったほど血糖値が下がらない日もあった。「うまくいきません」。病院にメールで相談すると、教育入院を勧められ、先月、12日間入院した。

高雄病院は、1999年から糖尿病患者に糖質制限を勧めている。これまで入院した糖尿病患者の200人以上が行い、退院後も8割の糖尿病患者が続けているという。

「いろいろ食べられるので、継続しやすい面があります」と、自ら糖尿病を持つ江部さん自身も実践して5年以上になる。同病院の糖尿病患者のデータでは、平均的な血糖値を示すヘモグロビンA1cの値が1ポイント以上改善した。

A子さんは入院して、主食だけではなく、乳製品や調味料からニンジンなどの野菜まで、あらゆる食品に糖質が含まれていて、意識していないと取りすぎてしまうことを学んだ。

一方で病院食には、肉類もたくさん出て、品数も夕食には6品程度出るなど、思ったよりも食べることができて驚いた。

退院後も糖質制限食を続ける糖尿病のA子さんは、「ご飯の代わりに肉や魚などおかずを一品増やしたので、食生活が前より豊かになった気がします」と話す。

ただ、糖尿病患者の糖質制限には注意が必要だ。血糖を下げる薬を飲んでいる場合などは、低血糖になる危険がある。また、元々食事が控えめな高齢者などが、糖質を減らすと、栄養が不足気味になり兼ねない。江部さんは「始める時は医師に相談して下さい」と話している。

 高雄病院で出されたある日の糖質制限食

 〈朝食〉トマトジュース、6ピースチーズ一つ、ピーマンと糸こんにゃくの辛煮、納豆

 〈昼食〉素焼き穴子と豆腐とネギの煮付け、牛肉のソテー、コールスローサラダ、鶏ミンチいため煮

 〈夕食〉キャベツのみそ汁、卵焼き、ほうれん草のゴマあえ、いり豆腐、サバの照り焼き、鶏肉と大根の煮物、紅ショウガ

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