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メタボリック・シンドロームとは?その判断基準はこれだ!

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〜質問〜
ウエスト90センチで血圧、血糖値が高めです。妻が、「メタボリック・シンドローム」ではと心配していますが、どんな問題がありますか。(東京都 58歳 男性)

〜質問に対する答え〜
メタボリック・シンドロームの診断基準に該当する場合は、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが非常に高まることが分かってきました。まずは食事制限と運動を実践して、内臓脂肪を減らしましょう。

メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)とは、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こすリスクが非常に高くなっている体の状態のことを言います。2005年4月に日本人向けの診断基準が発表されました。簡単にいうと、おなかがぽっこりと出た内臓脂肪型肥満の人で、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が2つ以上重なるとメタボリック・シンドロームと診断されます。

 腹部の脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)に関わるのは内臓脂肪の場合です。最近の研究では、脂肪細胞は動脈硬化を引き起こす物質を分泌する一方、逆に動脈硬化を予防する物質も分泌していることが分かってきました。しかし、内臓脂肪が増えることによって、その予防する物質が減ってしまい、動脈硬化になりやすくなるのです。

 「平成16年度国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)を見ると、この基準に該当する人は40歳〜74歳で約940万人と推定されます。しかし、内臓脂肪型肥満の人で、表の(2)〜(4)の項目が1つでも該当する予備軍は男性で50%、女性で20%もいます。この予備軍を合わせると、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)に該当する人は約1960万人にも及び、きわめて身近なものといえます。そのため、現在大きな問題となっています。

まずは内臓脂肪を減らそう

 メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)にならないためには、内臓脂肪を減らすことが重要です。内臓脂肪は活発な動きをしているので、少しでも運動をすれば減り、運動をせずに食べすぎれば簡単にたまってしまいます。ご質問の方も腹囲(へそ周り)が診断基準より太めなので、高カロリー・高脂肪食品は避け</strong>、適切なカロリー摂取を心がけて、こまめに体を動かしたりしながら、内臓脂肪を減らしてください。適度な有酸素運動(ウオーキングや水泳など)を加えれば、より効果が高まります。よほどの異常がない限り、脂肪や体重を減らすために、薬に頼るのはおすすめしません。

≪帝京大学医学部・内科学講座 主任教授≫

<メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準>

(1)腹 囲(へそ周り)

 男性で85センチ以上、女性で90センチ以上

(2)血 圧

 上が130mmHg以上または下が85mmHg以上

(3)血糖値

 空腹時血糖値が110mg/dL以上

(4)血中脂質

 中性脂肪150mg/dL以上またはHDLコレステロール40mg/dL未満

診断

発症が疑われるのは、(1)に当てはまり、(2)〜(4)にも2項目以上該当するものがある場合(治療薬を服用している場合を含む)
(以上、日本動脈硬化学会ほか8学会による「メタボリックシンドローム診断基準検討委員会」が作成)

今、何位でしょう?

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