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子宮筋腫(きんしゅ)自覚症状と治療法


「あれ、子宮筋腫(きんしゅ)が何個かありますね」

 東京都西東京市の主婦A子さん(39)は2005年春、産婦人科でそう告げられ驚いた。3人目の子が欲しいと思い、健康チェックを受けた時だ。

 「子宮をとらなければいけないのかしら」。不安になったが、医師は「子宮筋腫に症状がないようでしたら、様子を見ましょう」と言った。

 子宮筋腫は、子宮にできるコブのような腫瘍(しゅよう)だ。小さいものを含むと、成人女性の3人に1人が子宮筋腫を持つとされる。
良性なので、命を脅かすことはない。見つかったからと言って、治療が必要とは限らない。

 治療するかどうかの目安は症状の程度だ。筋腫のできる位置や大きさにより、月経痛や、出血量が多くなる過多月経、それに伴う貧血、さらに尿道や膀胱(ぼうこう)を圧迫して尿が出にくくなったり頻繁になったりすることがある。腰痛、便秘になる場合もある。
子宮筋腫に症状が出なければ、治療せずに、半年ごとに大きさの変化などを見る経過観察をする選択もある。

 子宮筋腫に症状が出た場合、まず貧血を和らげる鉄剤、鎮痛剤などの薬で抑える治療が基本になる。
A子さんは、昨年秋ごろから月経時に痛み、出血量も多くなった。時折、レバーのような血液の塊が混じり、多い時はナプキンを2枚重ねても漏れる。貧血もみられ、子宮の筋層内にできた筋腫は6センチと以前より大きくなっていた。

 月経の前後はだるくて寝込み、子どもの幼稚園の送り迎えや買い物に行くのも難しくなった。
鉄剤や鎮痛剤を使ったが、副作用なのか食欲不振になった。今は副作用が少ない漢方薬を使っている。
漢方は、一人一人の体質に合わせて薬を処方する。月経に関する症状は、血行を良くして緩和を目指す。

 人によって効き目に差はあるが、A子さんは2週間ほどで、食欲が出て、月経痛や過多月経も和らいできた。「以前のように、元気なお母さんでいられます」と笑顔で話す。
一時的に子宮筋腫を小さくする薬もあるが、副作用の問題から長期は使えず、閉経間際や手術前の限られた場合に使われる。

 子宮筋腫が薬による対処が難しくなった時は、手術などの治療が必要になる。
子宮筋腫は、40歳代が中心の疾患だったが、初潮年齢が下がり、20、30歳代の若い世代にも目立ってきた。切らない子宮筋腫の治療法も登場している。子宮筋腫の治療選択のポイントを紹介する。

〜子宮筋腫の種類〜
(1)粘膜下筋腫
子宮の内側に向かって大きくなる。小さくても過多月経など重い症 状が出る
(2)筋層内筋腫
子宮の筋肉の中にできる。最も多いタイプ
(3)しょう膜下筋腫
子宮を覆うしょう膜のすぐ下にできる。大きくなるまで症状はほとんどない。



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