C型肝炎とインターフェロン治療の有効性について
C型慢性肝炎の治療法には、C型肝炎ウイルスを体の中から排除して、感染からの治癒を目指す原因療法と、肝機能を改善して肝炎の悪化を防ぐ肝庇護(ひご)療法がある。
原因療法の主役はインターフェロンで、C型肝炎ウイルスを体内から排除して完全治癒を目指すというもの。肝炎ウイルスの完全消滅と肝機能の改善が得られた人では、未治療の人と比較してはっきりと肝臓がんの発生率は低くなり、また肝炎ウイルスの完全消滅が得られないとしても、治療中、肝機能が改善された場合は、肝硬変や肝臓がんへの進行が抑えられることがわかっている。
インターフェロンには数種類あり、最近では優秀な効果をしめす新製剤も開発されている。またインターフェロンとC型肝炎ウイルスの増殖を抑える薬を併用することで、肝炎ウイルスの排除の効果を飛躍的に向上させる治療法も2004年12月から保険の適応対象となった。C型肝炎でインターフェロン治療を希望される場合は、肝臓専門医の受診をお勧めする。
インターフェロン治療の期間は、患者の肝炎ウイルスの量や種類によって多少異なるが、現在、6か月から1年間というのが標準的だとされている。インターフェロン治療により肝炎ウイルスが体内から消滅すれば、1年に数回の画像検査を含めた定期的な経過観察は必要だが、大部分の肝炎患者はその後、C型肝炎の治療も不要となっている。
副作用を含め、何らかの理由でインターフェロン療法が行えない肝炎患者やインターフェロン治療をしたが肝炎ウイルスが消滅しなかった肝炎患者には肝庇護療法が選択される。
この肝庇護療法は、肝炎ウイルスを体内から排除する効果はないが、肝炎の沈静化を目的とし、肝機能を改善させる効果を持つ。この肝庇護療法で、肝機能をできるだけ長期間安定させることができれば、C型肝炎から肝硬変への進行速度をゆるめ、肝臓がんの発生リスクを軽くすることができるといわれている。
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