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C型慢性肝炎と診断。治療法は?


〜質問〜
 健康診断で、肝機能の異常を指摘され、近くの医院で受診したところ、C型慢性肝炎と診断されました。いったいどんな治療法があるのでしょうか。(愛知県 会社員 55歳)

〜質問に対する答え〜
 C型慢性肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)による慢性の肝機能障害(6か月以上肝機能異常が続く状態)のことをいいます。治療しないと10〜30年後に約40%の人が肝硬変に、約20%の人が肝臓ガンに移行します。肝臓ガンの原因の約80%はC型肝炎ウイルス(HCV)が占有しており、肝臓ガンの5年生存率が約50%であることを考えると、C型慢性肝炎が肝臓ガンへ進行しないように治療することが重要です。

 慢性肝炎のほとんどの人は、自覚症状がまるでなく、血液検査をしてAST(GOT)値やALT(GPT)値が高値といった肝機能異常を指摘されます。C型慢性肝炎の場合、この状態に加えて、血液検査でHCV抗体が陽性と診断されます。

 C型慢性肝炎の治療法には、C型肝炎ウイルス(HCV)を排除する原因療法と、肝炎を鎮静する肝庇護(ひご)療法があります。

 原因療法の主なものは、インターフェロンという抗ウイルス剤による薬物療法で、約30%の人がC型肝炎ウイルス(HCV)の完全消失と肝機能の正常化(SVR)が得られ、約67%の人では肝機能の改善が得られます。また、約66%の人に肝臓ガンの発生抑制・生命予後の改善が図られます。インターフェロンだけでなく、リバビリンという抗ウイルス剤を併用するとさらに治療効果は高まります。最近では、ペグインターフェロン(インターフェロンが強化された薬)とリバビリンの併用療法で約50%の人が肝機能の正常化(SVR)を得られるようになりました。

肝庇護(ひご)療法には、グリチルリチン配合剤とウルソデオキシコール酸があり、肝機能を改善してC型肝炎の進行を防止します。

原因療法と肝庇護療法のいずれにしても、C型肝炎の専門医に相談して適切な治療を受けることが大切です。



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