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潰瘍性大腸炎…入院繰り返し、仕事に不安

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大腸の粘膜に炎症が起き、ただれや潰瘍(かいよう)が広がる「潰瘍性大腸炎」。今年5月に連載したところ、「病状が悪化して仕事を続けられない」などの反響を複数いただいた。

 埼玉県春日部市のA子さん(25)は、「潰瘍性大腸炎の入院をきっかけにアルバイトを辞めました」と、残念な思いをメールにつづった。

 潰瘍性大腸炎と診断されたのは、昨年2月。その1か月ほど前から下痢が続き、回数も1日10〜15回と多くなって入院した。大腸を内視鏡で調べると、全体が赤くただれ、出血していたという。

 絶食して腸を休ませ、潰瘍性大腸炎の炎症を抑える薬を使った。入院の20日後に重湯を始め、三分がゆ、五分がゆと徐々に普通の食事を取った。

 潰瘍性大腸炎の症状は落ち着き、約2か月後に退院した。入院中、ほとんど寝たきりだったために体力が落ち、「自宅で階段を3段上がるだけでも、ひざが笑って上れませんでした」と振り返る。

 「人の笑顔を見るのが好き」というA子さんは、2002年からテーマパークの飲食店でレジなどの仕事をしていた。だが、立ち仕事のうえ、決まった時間に薬が飲めず、再びいつ潰瘍性大腸炎で入院することになるか分からない。仕事を続けることを、あきらめた。

 潰瘍性大腸炎は、炎症が起こる状態と、症状が治まる状態を繰り返す。荒木さんは3か月おきに症状が出て、これまでに計3回入院した。

 A子さんは「どんな仕事を選んでも、周囲に迷惑をかけるのではないか、と思ってしまいます」と話す。

 いくつかアルバイトの求人案内を見たが、条件に「健康であること」とあると、応募に踏み切れない。今は、時折1日限りのアルバイトをし、デッサン教室に通う。将来は自宅でも働けるよう、イラストなどを描く仕事を志している。

 潰瘍性大腸炎は、20歳代を中心に発症するとされている。A子さんのように、発症後、仕事に関する悩みを抱える人は多い。

 大学教授や医師らで作る「難病の雇用管理のための調査・研究会」が、05年に行った調査では、潰瘍性大腸炎患者の約4割が、失職や転職、配置転換を経験したと回答した。また、仕事をしていない潰瘍性大腸炎患者の約7割が「仕事に就きたい」と希望していた。

 患者支援団体「日本炎症性腸疾患協会」理事長で、潰瘍性大腸炎に詳しい医師は「入院などで療養が必要な場合もありますが、症状の治まる状態が続くことも多い疾患です。潰瘍性大腸炎に関する知識を広め、職場や学校での偏見をなくしていくことが今後の課題」と話す。

今、何位でしょう?

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