子宮ガン(2)…夫の励まし 手術決心
2004年、子宮頸(けい)ガンと診断され、医師から、子宮や卵巣・卵管などを切除する手術を勧められた。だが、治療法を決めかねていた。
「いつかは夫との子供を産みたいとも思っていましたが、子宮頸ガンの手術を受けたら、断念しなくてはなりません。おなかに傷が残ることも嫌。どうすればよいのか、分からなくなりました」
「子宮頸ガンなんて、切っちゃえば治るでしょう」と周囲から言われたことがあったが、「男には、おなかを切って子宮や卵巣を取り出す女の気持ちは分からない」と憤りを感じた。
放射線治療という選択もあった。しかし、それで子宮頸ガンを退治できなかったら、手術ができる時期を逸してしまう可能性があった。
「医師に子宮頸ガンの治療をやめたいと伝えたことがあります。考えることに、疲れたのだと思います」
子宮頸ガンの告知から約1週間後。夫に思いをぶつけた。「死にたくない。もっと生きたい。子どもを産めなくなっても、私を愛してくれる? 私は、私自身を取り戻したい!」
「夫は、あらゆる困難に、ともに立ち向かう、と言ってくれました。私は子宮頸ガンの手術を受ける決心をしました」
