糖尿病の予防と地域連携ガイドの活用法
愛知県生活習慣病対策協議会の糖尿病対策部会から、2007年度に向けての「提言」が、同年3月に発表されたという。今回と次回は愛知県における糖尿病対策を紹介したいと思う。
愛知県では、1999年4月、生活習慣病の第1次予防対策として、生活習慣の見直しと改善を基盤とした生活習慣病対策を総合的、かつ効果的に推進することを目的として、愛知県生活習慣病対策協議会(以下協議会)を設立し、毎年この協議会を開催してきた。
この協議会は学識経験者、県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、県栄養士会など、公衆衛生関係団体、及び関係行政機関の代表者らが構成委員となっている。
協議会は、糖尿病対策部会、がん対策部会、循環器疾患対策部会、歯科保健対策部会という4部会を設置している。
協議会では、各部会の活動に加え、「健康日本21あいち計画」の推進、中間評価、医療制度改革などについて協議している。
糖尿病対策部会は1999年度から、糖尿病対策の課題と方針の検討を行い、関係諸団体との連携活動・糖尿病対策事業の進捗(しんちょく)状況の評価などを実施してきた。
糖尿病対策部会の各年度における実施内容の重点項目は次の通りである。
99年度 糖尿病対策の基盤整備
00年度 管理指導事業の開催
01年度 糖尿病フォーラムの開催
02年度 地域糖尿病ハイリスク者支援事業の実施
03年度 地域指導者研修会の実施
04年度 糖尿病ハイリスク者支援対策体制の整備
05年度 安心して暮らせる環境づくり
06年度 メタボリックシンドロームに着目した基盤整備・発症予防
特に06年度は、従来からの糖尿病指導者養成事業、運動指導者育成事業、飲食店に対する外食栄養成分表示の促進事業にプラスして、「糖尿病対策地域連携ガイド」を作成したのだ。さらに、各保健所管内の病院・診療所・保健機関、運動施設などが、糖尿病患者に対して、どのような診療や相談を実施しているのかのハンドブックも作成した。
以上の経過を踏まえ、糖尿病対策部会は、07年度に向けて以下のような提言を行った。
(1)糖尿病対策地域連携ガイドを周知させ、活用する。
(2)40歳以上の男性にメタボリックシンドロームの概念を普及啓発する。
(3)計画目標実施のため、糖尿病対策について個人が積極的に参加できる事業の実施を行う。
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