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糖尿病と診断されたら、どんな合併症を持っているかの検査が重要!

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糖尿病の合併症というと、網膜症、腎症、神経障害の3大合併症に加え、心筋梗塞(こうそく)、脳卒中などの動脈硬化症が挙げられる。

 ある患者を糖尿病と診断したら、食事療法、運動療法など糖尿病患者によって治療法が大きく異なってくるので、どのような合併症を発症しているのかどうかの検査が必要となる。

(1)眼底検査 

合併症のうち、糖尿病網膜症の診断に用いる。糖尿病網膜症が進行している症例では、運動療法は禁止しなければならない。糖尿病網膜症の進行例として、失明の可能性があるからである。


(2)検尿(たんぱく、微量アルブミン)

合併症のうち、糖尿病腎症になると、たんぱく尿が陽性となる。たとえ尿たんぱく反応がテストペーパーで陰性であっても、微量アルブミンの排泄量が増加しているのなら、腎症の初期段階と診断する。

 糖尿病腎症が進行し、腎不全に陥れば1回あたり5時間、週3回の人工透析を行うことになるので、患者の生活の質(QOL)は大きく低下することになる。

 この場合の医療費は1年間で約500万円を必要とし、糖尿病に関わる医療費増加の大きな原因となっている(但し、日本の医療保険制度は整備されていて、ほとんどが公費負担で、本人の自己負担額は少額で済む)。

 糖尿病腎症の患者は、食事中のたんぱく質の摂取量も制限したり、運動制限も課せられる。

(3)腱(けん)反射、振動覚

 糖尿病神経障害は、3大合併症の中で最も早く出現するので、初診の患者は必ず検査する必要性がある。腱反射検査には、アキレス腱反射、膝蓋(ひざがく)腱反射検査があり、もしも神経障害があるのなら腱反射は消失してくる。

 振動覚検査は足のかかとの外側の骨に音を当てて、音の振動がどの程度感じられるかを判定する。神経障害の重症度に応じて、音の振動を感じる感覚は次第に低下してくる。


(4)心電図 

糖尿病患者は、普通の人に比べて動脈硬化症が10〜15年早く進行し、心筋梗塞や狭心症を引き起こしやすいことが判明しており、このため心電図の検査を行う必要がある。糖尿病の病状によっては、階段ののぼりとくだりをする負荷心電図、24時間観察するホルダー心電図も行う必要がある。


(5)胸部レントゲン撮影

 肺結核をはじめとする呼吸器感染症や心肥大の有無を詳しく調べる。


(6)血圧

 糖尿病患者は高血圧になりやすい傾向があり、また、腎症などの合併症の進行を防止するためには、血糖を正常化させるとともに血圧のコントロールもやらなければならない。


(7)血液生化学検査

 腎機能のチェックのため、尿素窒素、クレアチニンを詳しく検査する。このほか、肝機能、血中脂質、一般血液検査なども行う。

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